厳しい父の笑顔の家族写真

私の父親は,とても厳しい人でした。そのため、あまり父親のことを好きではありませんでした。自分と反対の人間と思うことがあり、高校生ぐらいの時からずっと嫌っていたのです。そんな父親が病気になり、その時に一緒に写真をとりたいと言いだしたのです。そんなことをいう父嫌ではなかったので、そのときは了承しました。私は全く笑わず写真をとることになったのです。今から思うと、もっと笑っている写真にしたら良かったと思っています。
そして父親ととった写真について、それを見た時にびっくりすることがありました。その写真を見る前は、どうせいつもの苦い顔をした父親だろうと思っていたのです。私の印象の中の父親は,そんな怖い印象しかないのでそのように思うのは、当然のことだったのです。
ところが後からその写真を見た時に、それはそれは笑顔の父親がいるところを見ることができたのです。その時、父親としてはいつも怒ってばかりだったので写真の中では笑いたいと思ったと感じます。